面倒な引越しからの業者選びから荷造りまでを簡単に!

そうか、引越ししよう。


うちはアパートの1階角部屋である。家賃はそこそこ。設備や間取りは並大抵のスペックである。
初めの1年。そして2年。徐々に耐えれなくなる。そして今、3年目。どうすればいいのかなんて等に通り過ぎたころ。そうか、引越ししよう。
まずは、お部屋探し。賃貸物件から探すのだが、アパート1択しか脳がなかったことに気付く。
「そうか、借家かぁ」
新たな選択肢し。土地柄、アパートと間取りもあまりかわらないが、家賃が安い。築年数や設備はいまいちな物件ばかりだが、今の耐えられない状況よりかは、ましだと思う。
なんだかんだで日々は過ぎてく。
やっと、不動産屋さんと連絡をとり、あちこち回った。普段いかない通りや地区を回るのは面白かった。会話も、弾んだ。
かなり、低い家賃のところから回ったこともあり、今のアパートの設備より不便でも、納得のいく物件に出会えた。同性している彼女も同意してくれた。
契約もスムーズに進んだ。今のアパートを決めた時よりも時間をかけたことや、今の耐えられない環境から抜け出せることがそう感じさせたのかもしれない。
鍵を受けとった。引越しも業者に頼まず、仕事の休みをとり、自力でやることにした。
「次の大家さんは、気のいい人だといいな」
平日の新居、朝の慌ただしさを乗り越えた閑散とした街、窓を開けると、かすかに、春の花の匂いと、踏切の音がした。
そうか、引越ししたんだな。新たな日常への期待と不安、少し冷たい風を感じて、窓をそっと閉めた。